カッコ悪い自分に捧ぐ

都内で働くOLが日々考えていることを綴るブログ。カッコ悪い自分をさらけ出すのは勇気がいるけど、ありのままで生きていきたいなと思ってます。

猫が好きなんじゃなくて、猫を愛でる自分が好き

猫を飼うのが夢だ。

 

実家では、以前犬(チワワ)を飼っていて、

それはもう愛くるしくて愛くるしくて仕方がなくて、

家族みんながメロメロだった。

だから犬の可愛さも十分に分かっているのだけど、

だからこそ、猫への憧れも強い。

 

猫も可愛いらしい。

猫がいると、家に居るのが楽しくて仕方がないらしい。

しかも散歩に連れて行かなくていい。

綺麗好きなので、トイレもちゃんと覚えてくれる。

SNSで流れてくる飼い猫たちが家でくつろぐ姿は、本当に癒される。

猫は、そこに居てくれるだけで感謝と愛情が湧いてくる、

素晴らしく尊い生き物(もちろん犬も)。

 

でも私は、まだ猫を飼っていない。

 

まず、今住んでいるマンションでは、ペットを飼えない。

そしてペット可の物件は、そうでない物件に比べて、家賃が少し高い。

それに、ペットがいると自由に出歩けない。

そんなに頻繁に旅行に行くわけではないが、

実家が遠方なので、年に1、2回は1週間ほど家を開けてしまう。

ご近所付き合いも特にしておらず、預ける人もいないし、

ペットホテルは何だか可哀想に思ってしまう。

 

あとは、災害が起きて家を失うようなことがあったら。

これはさすがに極端な考えだし、

みんながみんな、こんな考え方をしていたら、

保護猫を救ったり里親が見つからなくなってしまうから、

あくまで私の意見でしかないけれど…。

 

とにかく、猫を飼うには乗り越えなくてはいけないハードルがいくつかあって、

それを乗り越えようとしてまでは、猫を飼おうとは思わないのだ。

 

でも、私が猫を飼わない1番の理由は、

猫好きな自分を疑っているからである。

 

猫が好きな理由はいくつもあるが、

その下に埋もれている本音に、最近私は気付いてしまった。

 

私は猫を求めているんじゃなくて、

猫を飼うことで得られる優越感を求めているのではないか。

 

家賃の高い都会でわざわざペットを飼っている私。

可愛いものを素直に愛でる性格の良い私。

気まぐれな猫に振り回されても余裕な、ゆとりのある私…。

 

これらのステータスみたいなものを手に入れたいから、

私は猫を欲しているのではないかと、ある日ふと思ってしまったのだ。

 

だから、私の猫好きが本物なのか、

私はその日から、ずっと自分を疑いの目で見ている。

 

いつか私が私に対して、猫好きが本物だと証明できる日が来たら、

私はぜひ猫を飼いたい。