カッコ悪い自分に捧ぐ

都内で働くOLが日々考えていることを綴るブログ。カッコ悪い自分をさらけ出すのは勇気がいるけど、ありのままで生きていきたいなと思ってます。

家事をきっちり分担するなんて無理

共働きの家庭では、家事の分担が問題になりやすい。

いくら夫と妻が同じくらい働いていたとしても、

妻の方が家事をしている家庭が圧倒的に多い気がする。

 

最近は、テレビなどで「名もなき家事」なんて言葉も聞くようになって、

夫も妻と同じくらい家事を負担すべきだという風潮になってきている。

 

たしかに、育児真っ只中の家庭では、

夫にも家事を手伝ってもらわなければ、家が回らないだろう。

それに、男性が把握できていない細かい家事というのもたしかに存在するから、

その風潮も納得できるものがある。

 

ただ、そんなテレビの特集を見て「もっと家事を手伝わなくちゃ」と素直に反省し、

実行に移せる男性はどのくらいいるのだろうか。

 

我が家は共働きだが、早々に家事を分担することは諦めた。

同じ会社で仕事の内容もほぼ同じだった私たち夫婦は、

結婚した直後は、やはり私の方が家事を多くやっていることが不満だった。

結婚している職場の先輩たちからは「最初が肝心」だと言われていたし、

最初に家事を分担する流れにしないとやばいと焦ってもいた。

私が不満を示すと、夫は「じゃあ食事も洗濯も別でいい」と開き直ったものだ。

これはどうしたものかと思ったが、

無理やりやらせても長続きしないことは目に見えていた。

 

そこで、夫が私に合わせようとしないなら、

私も夫に合わせるのはやめることにした。

 

具体的には、「家事をしなきゃ」という考えを捨てて、

やりやくない時は家事をしないようにした。

特に食事。やる気がある時だけ作った。

洗濯物もいっぱい溜めていたし、

掃除に至っては全くしていなかったから、床に埃が舞っていた。

 

そんな生活を送っていたら、

家の中はとても汚くなったが、

私のストレスは軽減された。

 

また、夫がしてくれていることに目を向けられるようにもなった。

 

夫は、トイレと水回りの掃除だけは、定期的にしてくれていた。

私は結婚してから、トイレと水回りの掃除を一切したことがない。

夫としては、トイレは特に綺麗に保っておきたいのだそうだ。

そうか、本人がやりたい家事を、

やる気があるときにやってもらうのが一番なのだと、

その時思ったのだった。

同時に、「やってあげている」という気持ちでいると恩着せがましくて、

しかも感謝されないとストレスが溜まるが、

「自分がやりたいからやる」という気持ちで家事をすれば、

分担がどうのとか、感謝されているかどうかなんて、

全く気にならなくなることにも気が付いた。

 

その後、関東に引っ越すと同時に、私は残業のない職場に転職したこともあり、

今も月1回のトイレと水回りの掃除以外の家事は、全て私がやっている。

もう「家事をやってあげている」というスタンスではないので、

たまに夫が洗い物を片付けたり、ゴミをまとめてくれたり、

洗濯物を取り込んでくれることがあると、

純粋に思いきり感謝できる。

 

やらされている感覚がないと、むしろやる気を出してくれたりして、

コロナで自粛が続いたこともあり、

最近は、夫が週末に料理を作ってくれる。

私の方も、コロナで少し勤務時間が減って余裕ができたので、

以前よりこまめに掃除をしたり、料理もするようにしている。

 

私たち夫婦は、「やる気のあるときにやる気のある人がやる」という感じで、

家事を分担している。

子どもが生まれるようなことがあれば、

そんなスタンスではやっていけないのかもしれないが、

今のところ、このやり方はとても上手くいっていて、

私は夫に対して「〜してくれない」と思うことは一切なく、

夫婦2人で毎日楽しく暮らしている。