カッコ悪い自分に捧ぐ

都内で働くOLが日々考えていることを綴るブログ。カッコ悪い自分をさらけ出すのは勇気がいるけど、ありのままで生きていきたいなと思ってます。

泣き虫でウザくて

私は、すぐに泣く子どもだった。

 

泣くことで、構って欲しいオーラを周りに振り撒く、

超絶鬱陶しい子どもだった。

でも、そうする事でしか周りの気を引く方法を知らなかった。

 

4人姉妹の長女だった。

3歳で最初の妹が産まれて以降、私が中心の世界ではなくなった。

妹の面倒は良く見たし、家のお手伝いもまあまあしていた方だったと思う。

パッと見は母親をよく手伝う良いお姉ちゃん。

周りも母親も自分自身も、そう信じて疑わなかった。

 

だけど、大人になって、心の成長が全く追いついていない事に気がついた。

私はいつまでも構って欲しがりで、

怒ったり泣いたり拗ねたりする事で、

人の注目を浴びようとする癖が抜けなかった。

 

些細な事で傷つき、友達もあまり出来ず、

依存的な恋愛をしていて、

とうとう生きているのが苦しくなってしまった。

 

毎週月曜日の朝、駅のホームで電車を待っているとき、

このまま飛び込んでしまったら楽になるのだろうか、

死にたいなと、割と本気で考えていた。

でも、そんな勇気あるはずもなかった。

 

心理的な欠陥を認めてカウンセリングを受け始めて、

やっと自分に目を向けられるようになった。

 

自分の幼い言動が、

子ども時代に十分に甘えられず、本音を出せず、

親にビクつきながら暮らしていたことが原因と分かった。

そして、それを癒す方法も。

 

最初は両親を恨んでいたが、それも乗り越えた。

両親には両親の事情がある。

私ももし子育てをするようになったら、きっと実感するのだろう。

 

私はすぐに泣く子どもだった。

今も泣き虫かもしれない。

だけど、これからは、

本当に泣きたいときに、

自分のためだけに泣くようにしようと思う。